白髪は抜く?抜かない?増える原因はどこにあるのか

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年齢とともに白髪が目立ってくると、ついつい抜いてしまうという方も多いでしょう。しかし白髪を抜くと、かえって白髪を増やすことになるかもしれません。
今回は、どのような原因で白髪は増えるのかご説明するとともに、白髪の対処法もご紹介します。

白髪を抜くのは悪いこと?

白髪が見つかったとき、気になっても抜かないほうが良いのでしょうか?現在、意見は大きく2つに分かれています。

白髪を抜いても増えないという意見

この立場では、「白髪を抜くと増えたように感じるのは心理的な理由からだ」という意見が一般的です。白髪を抜くと新しい白髪が生えてこないか以前より念入りに探すため、結果的にたくさん白髪を見つけて増えたように錯覚するのだ、といった主張が見られます。 また、白髪を抜いたら増えるという話に医学的な根拠はないとする見方もあります。

白髪を抜くと増えるという意見

この意見の根拠は、「白髪を抜くと周りの黒髪に影響する」というもの。通常、髪の毛は1つの毛穴に3本ほど生えています。そのうち1本を抜いた場合、残った髪の根元にある毛球が傷つきます。その結果、白髪を抜くと同じ毛穴の髪も健康的に育たず白くなりやすいというわけです。
なお、たとえ白髪が増えなくても髪を抜くと頭皮や毛根に負担がかかります。どちらの意見を信じるにせよ、白髪を処理するときは無理に抜かず、別の対処法を選んだ方が賢明でしょう。

白髪が増える原因は?

白髪は抜く?抜かない? 抜く・抜かないに関係なく、白髪が増える主な原因は「加齢」「遺伝」「ストレス」「栄養不足」「病気」の5種類です。ストレスと病気の場合、白髪が急増するケースは少なくありません。

加齢で白髪が増える仕組み

髪の毛の色が黒いのは、メラニン色素をつくる「メラノサイト」の働きだといわれていますが、年齢を重ねるとメラノサイトの機能は衰えます。つまり、加齢とともにメラニン色素の生成量は減り、白いまま伸びる髪が自然と増えるのです。

遺伝と白髪との関係

遺伝と白髪との関係はまだ不明確ですが、近年、髪を白くする遺伝子が見つかったという研究成果が発表されています。少なくとも、家系的に白髪が多いと子どもも白髪になりやすい傾向があるとされていますが、データの対象が日本人ではないため今のところは確実に信頼できるものとは言い切れません。

ストレスによる白髪の急増とは

どれほどストレスが大きくても、黒髪が白髪に急に変わることはないといわれています。それでも多くのストレスを受け続けると、頭皮へ悪影響があることは確かです。その場合、同時期にたくさんの白髪が伸びてくる可能性があります。

栄養不足は髪にも影響

食事の栄養バランスが偏ると、頭皮に十分な栄養は届きません。栄養不足になると髪の生成機能は低下するため、健康的に育毛されず白髪が生えやすくなります。

白髪を引き起こす病気

白髪の急増につながる病気は、「甲状腺機能低下症」や「腎不全」などです。白髪が急に増えたとき他に原因が思い当たらなければ、病気を発症している可能性もあります。

白髪の対処法は?

白髪が増える原因は? 白髪を抜かない対処法には、「染める」や「切る」、また「生活スタイルの見直し」などがあります。

白髪染めはダメージを考慮

白髪を染めるときは、できるだけ頭皮にダメージを与えないようにすることが鉄則です。
白髪染めの薬剤はかなり刺激が強いため、白髪があまり目立たないうちは、頭皮への負担が小さいカラーシャンプー・トリートメントなどを使うと良いでしょう。毎日髪を洗いながら徐々に染められるため、手間もかかりません。

切るときは根元から

白髪が数本しか見つからなければ、白髪自体を切るという選択肢もあります。毛先を切るだけではうまく隠れてくれないため、切るときはできるだけ根元からカットしましょう。

生活習慣の見直しも大切

生活習慣を見直す際、特に重視したいポイントは「ストレスの軽減」「バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠時間」です。これらを意識すると、頭皮の血行促進を始めとして髪の発育環境は整えられ白髪予防につながります。

おわりに

白髪を抜いても増えるとは限りませんが、ダメージのことを考えると頭皮にとって好ましくないのは事実です。加齢や遺伝による白髪は避けられないとしても、ストレスや栄養不足が原因であれば改善を見込めます。 白髪は染めれば手早く対処できますが、日頃から白髪を増やさないための生活を心がけることも大切です。。ヘアケアやストレス対策、生活習慣の改善など毎日できることから始めてみましょう。