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髪の毛を自分の好きな色に染めてオシャレを楽しむことのできるヘアカラー。しかし、やり過ぎると髪にダメージを与え、抜け毛の要因にもなるため注意が必要です。
今回は、ヘアカラーの種類や特徴、髪にどのような影響を与えるのかについて詳しくご紹介します。
今回は、ヘアカラーの種類や特徴、髪にどのような影響を与えるのかについて詳しくご紹介します。
ヘアカラーのしくみ
ヘアカラーがそのように髪を染め上げていくのか、まずはそのしくみからご紹介します。髪の毛に含まれる成分
髪の毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。このタンパク質は、アミノ酸と呼ばれる重要な物質によって構成されています。その数は18種類。その中でも、髪の毛にもっとも多く含まれるものが、シスチンというアミノ酸です。ツヤもコシもあるきれいな髪の毛には、このシスチンが多く含まれています。髪の色が染まるしくみ
髪を染める場合、どれくらいの期間染めるか、どの程度の色味を出したいかで使用する薬剤や方法が異なります。 髪の内部からしっかりと染める場合は、染料・アルカリ剤と酸化剤の2つの薬剤を塗布。髪の表面のキューティクルを開き、カラー剤を内側まで浸透させ、酸化剤の作用で発色させます。また、内部に浸透させることなく髪の表面に色を付着させるだけで髪の毛をあまり傷めずにカラーリングできる方法もあります。何度も繰り返し行う白髪隠しや黒髪戻しに有効な方法と言えるでしょう。
ヘアカラーの種類
ヘアカラーにはいくつか種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。ブリーチ
ブリーチとは、髪の中のメラニンを分解し、脱色をして髪全体を明るく見せる手法です。金髪のように、明るく染め上げたい方向けのヘアカラー。髪そのものを脱色するため、1度ブリーチを行うと他の色を入れない限り色は変わりません。
ヘアカラー
1回の使用で長期間カラーの状態をキープしたい方に最適なのが、ヘアカラーリング料を使用した方法です。薬剤を髪の内部に浸透させて髪を染めます。ヘアマニキュア
髪の表面を染料で染め上げる方法です。髪の表面のみ発色させるため、明るさの度合いはヘアカラーやブリーチほどではありません。髪への負担も比較的少ないカラーリング方法です。カラートリートメント
これは呼び方が異なるだけで、ヘアマニキュアと変わりません。白髪染めなどの一時的な毛染めに使用したい場合によく利用されます。髪へのダメージも軽度で、ヘアケアの負担も少ない方法です。
天然成分のヘアカラー
一般的に、ヘアカラーは化学物質の入った薬剤が使用されますが、中には天然成分100%のカラー剤もあります。自然由来をうたうヘアカラー剤にはさまざまな種類の商品がありますが、中には純度の低い天然成分系のヘアカラー剤もあるため、よく成分を確かめたうえで使用することが大切です。
ヘアカラーが髪に与える影響
ヘアカラーで髪の色を楽しんでいると、知らず知らずのうちに頭皮にダメージを与えてしまっている場合があります。ヘアカラーをすることで髪の毛や頭皮にどのような影響が及ぼすか、しっかり把握しておきましょう。キューティクルがはがれやすくなる
永久染毛に使用されるヘアカラー剤は、基本的に髪の表面を覆うキューティクルを開き、内部に薬剤を浸透させ発色させます。キューティクルに直接作用するヘアカラーやブリーチなどは、表面だけ染め上げるヘアマニキュアよりダメージを受けやすいのです。そのため、あまりヘアカラーやブリーチの回数を重ね過ぎると、ダメージの影響で髪の毛1本1本が細く弱ったり、髪の毛がちぎれたりして、薄毛に見えてしまう恐れがあります。
敏感肌の人は頭皮に注意
カラーリング剤の刺激レベルによっては、頭皮へのダメージも避けられません。特に、乾燥肌や敏感肌の方は、頭皮の角質層がはがれて炎症や肌荒れになることも。頭皮へのダメージが進むと、抜け毛や薄毛の可能性が高まるため、頭皮にはなるべくカラーリング剤が付着しないよう、注意深く塗布することが大切です。ヘアカラー専用シャンプーでダメージを防ぐ
ヘアカラーをしている人は、頭皮へのダメージを防止するヘアカラー専用のシャンプーでしっかりケアを行いましょう。カラー用シャンプーのおすすめは、ヘマチン系のシャンプーです。ヘマチンは、体内の酸素を運ぶ役割を持つとされ、パーマやカラーをした際に髪に残るアルカリの除去に役立つと言われています。おわりに
髪の色を染めておしゃれを楽しむことはもはや一般的となっていますが、髪や頭皮には負担を与えているかもしれません。その負担が蓄積され続けると、頭皮の乾燥や切れ毛、抜け毛などにもつながる恐れがあります。ヘアカラー剤を使用する場合は、髪にどんな影響を与えるか、そのリスクについてもしっかり把握することが大切です。抜け毛の原因を作らないよう、シャンプーはヘアカラー専用タイプを使用するなど、カラーの際には頭皮ケアも忘れず行いましょう。