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一般的に、髪の傷みやダメージは薄毛や抜け毛などの原因となる恐れがあると言われますが、実際のところ髪の傷みは薄毛や抜け毛に対してどのように関係しているのでしょうか?
そこで今回は、髪のダメージと頭皮への影響についてご紹介します。
そこで今回は、髪のダメージと頭皮への影響についてご紹介します。
髪の傷みと薄毛や抜け毛の関係
髪の毛が傷んだり、ダメージを受けたりすることで薄毛や抜け毛になるという話を聞いたことはないでしょうか。実は、髪の傷みそのものが直接薄毛に繫がるというわけではありません。
薄毛や抜け毛の原因となるのは、遺伝やホルモン、頭皮環境の悪化などが主な原因と考えられています。つまり髪の毛そのものが傷んでいたとしても、薄毛や抜け毛に直接作用するわけではないのです。そのため髪が傷んでいても毛穴が元気で毛根が清潔に保たれていれば、新しい髪の毛は生え、元気に成長することができるのです。
しかし、髪の傷みやダメージが蓄積され続けると、抜け毛や薄毛の原因になることも考えられます。髪の毛は毛根から生えており、毛根は頭皮と密接に関係しています。髪の毛が傷み、ダメージを受けている環境は、毛根や頭皮そのものにも同じようなダメージを受けている可能性があります。
また髪の水分がなくなりパサついた状態が続くと、髪はしなやかさを失い枯れた小枝のように折れ、切れ毛となって薄毛につながることもあります。
そのため、髪の毛が傷んでいる状態が長く続く場合は頭皮の状態をチェックしてあげましょう。また髪の傷みそのものを早い段階でケアしてあげることが、頭皮の状態を良くすることにも繋がります。まずは自分自身の髪が傷んでいないかどうかをチェックしてみましょう。
髪が傷んでいるかチェックする
髪が傷む原因として挙げられる原因の1つに、パーマやカラーリングがあります。髪の表面を覆っているキューティクルを専用の薬剤によって開き、カラーやパーマ剤を入れ込む施術は、髪に大きなダメージを与えます。パーマ・カラーリングを繰り返し行ってしまうと、髪にダメージが蓄積され、毛先のパサつきや切れ毛を引き起こしてしまうのです。この他にも紫外線やストレス、間違ったシャンプーの仕方、乱れた食生活や睡眠不足、タバコや過度の飲酒など、髪を傷ませる要因はさまざまです。
以下では、そんな髪の傷みをチェックする方法をご紹介します。
髪に指を巻きつける
ぬれている状態の髪の毛を束にして指に巻きつけ、離してみましょう。健康な髪の毛であればすぐ元のまっすぐな髪の状態に戻りますが、傷んでいる場合はそのまま戻りません。健康的な髪はハリやコシがあるためすぐに戻ります。しかし傷んでいる髪は芯部がスカスカになっているため元に戻る弾力がありません。髪の毛を引っ張ってみる
髪の毛を1本抜けない程度に引っ張ってみてください。髪が傷んでいる場合は、伸びたり、ちぎれたりしてしまいます。ドライヤーやヘアアイロンで髪に高温を当てすぎると、髪はタンパク変性を起こし固くなり、弾力を失わせてしまうのです。髪や頭皮の傷みをおさえる方法
髪の毛を傷めないようにすることは、結果として頭皮のケアにも繋がり、薄毛や抜け毛を防ぐことに繋がります。まず髪が傷む原因となりやすいパーマやカラーリングをする場合、短期間に何回も行わないように心掛け、数カ月に1回程度に抑えましょう。
また正しいヘアケアを身に付けておくことも大切です。パーマやカラーによってダメージを受けた髪や頭皮は、刺激に弱くなっています。頭皮は優しく洗い、洗髪後の髪はタオルでゴシゴシと拭かず、髪を包んで押すように水分を拭き取りましょう。
このとき無理にゴシゴシとタオルドライをしてしまうと、弱くなった髪の表面や頭皮が傷つくことで水分が蒸発し、髪や頭皮の乾燥がさらに加速してしまう恐れがあります。
おわりに
髪のダメージは直接的に薄毛・抜け毛へと繫がるものではありませんが、髪が傷んだ状態を放置しておくことは薄毛・抜け毛対策として良い状態ではありません。髪が傷んでいるということは、毛根や頭皮もダメージを受けている可能性があります。まずは自分の髪が傷んでいる状態なのかを確認し、カラーやパーマを行った際にはアフターケアにも気を付けましょう。