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禁煙アイテムとして有効とされている電子タバコ。「紙巻きタバコより害は少ないから」と安心してはいけません。電子タバコも種類によって少なからずニコチンが含まれ、頭皮の血行にも悪影響を及ぼします。
今回は、電子タバコが頭皮に与える影響についてご紹介します。AGA症状に悩む方は、電子タバコが与える薄毛リスクも十分押さえておきましょう。
今回は、電子タバコが頭皮に与える影響についてご紹介します。AGA症状に悩む方は、電子タバコが与える薄毛リスクも十分押さえておきましょう。
電子タバコとは何か
電子タバコの種類はさまざまありますが、大きく分けると「タバコの葉タイプ」と「リキッドタイプ」の2つになります。【1】タバコの葉タイプ
タバコの葉を加熱し、蒸発させて吸うタイプ。このタイプの最大の特徴は、副流煙が発生しないことです。葉を燃焼させずに吸えるため、紙巻きタバコのような煙は出ません。また、マッチやライターを使用せずとも気軽に電子タバコを楽しめます。ただし、タバコの葉を利用するため、ニコチンを体内に取り入れる点は紙巻きタバコと変わりません。紙巻きタバコより有害性は低いとされているものの、ニコチンの影響は避けられないでしょう。
【2】リキッドタイプ
カートリッジに入ったリキッド(液体)を加熱し、発生した煙を味わうタイプ。リキッドタイプはニコチンを含まないものもあることから、体にやさしい電子タバコとして知られています。機種によっては多量の煙が出ますが、副流煙ではないため健康に気を使う方にも愛用されている電子タバコです。しかし、国内販売のリキッドタイプにニコチンは含まれない一方で、海外製に目を向けるとニコチン入りのものが多数流通しています。海外の電子タバコを購入する際は、ニコチンが入っているかどうかの確認をしましょう。
電子タバコの薄毛リスク
ニコチンの過剰摂取による健康リスクは、肺がんや咽頭がんなどがよく知られていますが、頭皮への影響も避けられません。害が少ないといわれる電子タバコでも、種類によってはニコチンを含むため、注意が必要です。ニコチンによる頭皮への影響
血管の収縮作用を持つニコチンを過剰に摂取すると、血管の働きが悪くなり、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足してしまいます。これが紙巻きタバコのもたらす薄毛リスクといわれるものです。電子タバコにもニコチンが含まれるものが存在するため、電子タバコも健康被害や薄毛リスクがゼロではないことに注意しましょう。
ビタミンとの関係
ビタミンCにはコラーゲンを生成する作用が、ビタミンEには抗酸化作用があり、ともに地肌の健康を保つためにはなくてはならない物質です。紙巻きタバコに含まれるニコチンには、これらの栄養素を奪う働きがあることから、頭皮が栄養不足になってしまいます。ニコチン入りの電子タバコは、慢性的なビタミン不足になる危険性をはらんでいます。
紙巻きタバコと電子タバコ、どちらが髪への影響が大きい?
上述の通り、ニコチン入りの電子タバコを吸いすぎると、紙巻きタバコと同様、頭皮への影響が少なからず出てきます。ニコチンによる薄毛への影響を知らずに、安易に電子タバコを利用すると、抜け毛を誘発する可能性も高いため注意が必要です。一方、タバコの葉を一切使用していない国内販売のリキッドタイプを選べば、ニコチン自体の影響を回避することができます。有害物質の少ないタイプの電子タバコを選ぶことで、喫煙による薄毛被害を防ぐことができるでしょう。
おわりに
今回は、電子タバコが頭皮に与える影響についてご紹介しました。 従来の紙巻きタバコに比べて健康被害が少なく、スタイリッシュな見た目からファッションアイテムとしても親しまれる電子タバコですが、種類によっては健康や頭皮に悪影響を及ぼすものもあります。電子タバコを楽しむ際には、ニコチンが入っているかどうか確認することをおすすめします。