頭皮のにおいは皮脂の異常のサイン?頭のにおいを改善させる3つの方法

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最近、枕についた頭皮のにおいが気になる…ということはありませんか?毎日シャンプーをしているのに、なぜかなくならない頭皮のにおい。もしかすると、そのにおいは頭皮の異常のサインかもしれません。

そこで今回は、頭皮がにおう原因とにおいを改善させる3つの方法についてご紹介します。

頭皮のにおいの原因

頭皮の汚れ

皮脂の汚れ

頭皮のにおいの原因としてまず考えられる理由は、皮脂の汚れです。毎日シャンプーをしていたとしても、頭皮の皮脂をしっかり落とさなければ、汚れた皮脂が頭皮にたまり、においやかゆみの原因となります。
シャンプーをするときは指の腹を使って頭皮もしっかりと洗うようにしましょう。

頭皮での細菌の繁殖

洗髪後にドライヤーで頭皮をしっかり乾かさないと、湿った頭皮に細菌が繁殖し、においの原因になります。湿った頭皮は細菌が繁殖しやすいため、洗髪後はすぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
このとき髪の根元まで丁寧に乾かすよう心掛けると良いでしょう。

ストレス

ストレスも頭皮に悪影響を与えます。ストレスによって体内に大量の活性酸素が発生し、これがにおいの元となることがあると言われています。

食生活の乱れ

食生活の乱れも頭皮のにおいの原因となると言われています。肉類や揚げ物、チョコレートなど脂質が多い食べ物を多く摂取すると、皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。
また、お酒の飲み過ぎや喫煙、不規則な食事時間もにおいの原因となります。

頭皮のにおいを確認する方法

頭皮のにおいは自分では気づきにくいものです。ここでは自分の頭皮のにおいを確認する方法をご紹介します。自分の頭皮からにおいはしないという方も、1度試してみると良いでしょう。シャンプーをした後や朝はにおいがしなくても、時間が経過するにつれてにおいがしてくることもあります。

【頭皮のにおいチェック】

・指やタオルで頭皮をこすり、においをかぐ
・枕のにおいをかぐ
・ドライヤーを後ろからかけて、嫌なにおいがしないか確認する

どれか1つでもにおいを感じる場合は、周囲に頭皮のにおいがしている可能性があります。

頭のにおいを改善する3つの方法

シャンプーをしている人

髪の洗い方、乾かし方を見直す

頭のにおいを防ぐ方法として、最初に頭の皮脂の改善が挙げられます。そのためにはまず、髪の洗い方や乾かし方を見直しましょう。正しい髪の洗い方・乾かし方をしなければ、においだけでなく、発毛や育毛環境の悪化をも招いてしまいます。

【髪の洗い方】

1.髪を洗う前に、ブラッシングをして汚れを落とします。
2.シャンプーをする前に、ぬるま湯で頭髪を5分程洗い流し、さらに汚れを落とします。
3.シャンプーをそのまま髪につけずに、しっかり泡立ててから髪につけます。
4.洗う際には、指の腹でやさしくマッサージするように洗うと頭皮を傷つけずに洗うことができます。
5.洗い流す際には、シャンプーが残らないように3分程すすぎましょう。
6.洗髪後は、やさしくタオルなどで頭皮と髪の毛の水分を拭き取り、ドライヤーで乾かします。この際、頭皮をよく乾かしましょう。

シャンプーを変える

頭皮を改善するために、シャンプーを変えることも大切です。洗浄力の強いシャンプーを使用すると、皮脂の汚れを落とすことは可能ですが、必要な皮脂まで落としてしまうこともあるため、注意が必要です。

おすすめは、「頭皮にやさしいアミノ酸系シャンプー」や「頭皮に残りにくいノンシリコンのシャンプー」です。

生活習慣の改善

そして最後が生活習慣の改善です。暴飲暴食を避け、バランスの良い食生活に変えるだけで、頭のにおいや体臭が改善できるとされています。

また、寝不足もにおいの原因になるため、食生活だけでなく良質な睡眠を十分にとれるように、生活リズムを見直すことも大切です。

おわりに

頭のにおいはとても気になるものです。夏場はもちろんのこと、今は冬場も暖房が入っているため、頭皮は汗をかいてしまうことがあります。ぬれた髪の毛や夏場の汗をそのままにしておくと皮脂がたまり、においの原因になってしまいます。

そのため、頭皮のケアは1年を通して行う必要があります。シャンプーの方法やシャンプーの選び方、生活習慣に注意しながら毎日頭皮をケアすることで、健康でにおいのない頭皮を保つことができるでしょう。