染色革命!超手軽なカラーリング!へアバターとは?

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A.ヘアバターとは、トリーメントでありながら同時にカラーリングもできる画期的な染色方法・染色商品です。
従来のヘアカラーだと、どうしても髪の毛へのダメージが気になるところ。
最近の流行りの派手な髪色に一度はチャレンジしてみたいものの、派手な髪色はブリーチ必須。 ブリーチで脱色し、さらにカラー剤も塗るわけで、髪の毛が傷むのは避けられないというのが常識でした。
ダメージが心配で本当はしてみたい髪色を断念したという方も多いのではないでしょうか。そのような方々に朗報です。
ヘアバターの成分はヘアトリートメントほぼそのもの。 髪の毛を傷めず、むしろヘアケアをしながら、同時にヘアカラーも楽しむことができるのです。 ヘアバターが染色革命である理由はここにあります。

ヘアバターといえば『カラーバター』

ここまで「ヘアバター」という通称を使ってきましたが、ヘアバターの第一人者であるメーカーの『エンシェールズ(Ancels)』は、『カラーバター』という商品名でヘアバター業界を席巻しています。 『カラーバター』は商標登録されています。
つまり「ヘアバター」は『カラーバター』、ほかにも「ヘアクリーム」などさまざまな俗称がありますが、本稿では一貫して「ヘアバター」でいきたいと思います。

ヘアバターのメリット

ヘアバターの効果やメリットについて、従来のヘアカラーと比較しながら詳しくご紹介していきます。

何度でも使えるヘアバター

基本的にどのヘアバターもヘアワックスのようなジャータイプの容れ物に入っています。 本来のヘアトリートメントのように、都度使いたい分だけを使うことができるよう工夫された商品設計になっています。
一方、従来のセルフでおこなうヘアカラー剤ですと、一回での使い切りが定番でした。 ショートヘアであろうとロングヘアであろうと、カラー剤の1剤と2剤を混ぜ込んだ以上、既定の時間以上が経過すると使用することができなくなるので、仮にカラー剤が余った場合は廃棄するしかありませんでした。
しかしながらヘアバターは一般的に、残量があるかぎり何度でも使うことができます。 ヘアワックスやヘアトリートメントのように何度でも使用可能。
ちなみにこれまでは「ヘアマニキュア」というものが、一般的なヘアカラー剤と比べて髪の毛が「傷みにくい」とされてきましたが、ヘアマニキュアには「有機溶剤」が含まれているのに対し、「ヘアバター」には有機溶剤がほとんど含まれていません。 要はヘアマニキュアと比較しても、髪のダメージに関して、ヘアバターが優位なのです。

絵の具のようなカラーバリエーション

「絵の具のような」という形容はリアルな話で、ヘアワックスのようなヘアバターは、すでに市販されている各色をまるで絵の具のように混ぜ合わせることが可能だからです。
従来のセルフカラーでは、市販の、既定のカラーをただ享受するのが当然のプロセスでした 。自毛の脱色具合によって色の入り方が変わるとはいえ、基本的には、決められたカラーを目指すように設計されています。
しかしながらヘアバターは自由度が高い設計になっています。 たとえば赤と青のヘアバターを買えば、単色で赤にも青にも、色を混ぜ合わせることもできるので、混ぜれば紫の髪色にもなれるのです。
ちなみにエンシェールズの『カラーバター』でいえば、現時点で27色。 +色を薄めるトリートメントとされるクリアクリームという幅広い品揃えがあります。

髪の毛を美しくするトリートメント効果

繰り返しになりますが、ヘアバターはカラー剤ではなく「ヘアトリートメント」であるということ。
たとえばエンシェールズの『カラーバター』の場合、含有成分の90%がヘアトリートメントでできています。 というのも、シアバターや天然精油、ラベンターオイルやバラ花オイルなどの美容成分をたっぷりと含んでいるため、カラーリングの後もしっとりとしたサラサラな髪に仕上がるのです。

ヘアバター使用時の注意点

髪のダメージを補修しながらカラーリングもできるなんて革命的としか言えませんが、ヘアバターを使用する際にも注意点が存在します。

ダメージのない髪を染めることはできない

これこそがヘアバターの一番のジレンマではないでしょうか。 自毛の、ほとんどダメージのない髪の毛を、鮮やかに染め上げることはできないのです。
それはたとえ白髪であっても同様で、白髪というのはあくまで自然現象としての退色なので、染めたりパーマをかけたりしていないかぎり、髪の「ダメージ」としては少ないものなのです。 つまり単純に、白髪だからといって期待通りの色が入るわけではないのです。当然、自毛の黒髪そのままを鮮やかに染め上げることはできません。
要は、髪の毛を発色よく染め上げるには、ヘアカラーやパーマなどの経験がある、多少の傷みがある髪の毛ではないとできないということ。 ダメージが気になるから髪を染めたくなかった人にとって、この事実は悩ましいかもしれません。

それなりの装備は必要

ヘアバターは「ヘアワックスのように」簡単だというイメージを植え付けてしまったかもしれませんが、ヘアワックスとちがって、使用時には手袋を着用するのが無難です。
従来のカラー剤やブリーチ剤と異なるとはいえ、やはり染色効果はあります。 よって使い捨てのビニール手袋を使ったり、首元にタオルを巻いたりするなど、通常のヘアカラーをするときと同じような装備が求められます。

色ムラしないために

従来のヘアカラー剤同様、色ムラを起こさないためには工夫が必要です。
まずは先述のように、ヘアバターは髪の毛のダメージが大きいほど染まりやすいという事実を知っておく必要があります。 さらにテクニックとして、髪の毛をある程度濡らしておいたほうが、ヘアバターが浸透しやすく、色ムラができにくいようです。
あとは通常のヘアカラーと同様になるのですが、髪にラップを巻いて保温すること、そしてまんべんなくドライヤーをかけることで色ムラを減らすことができます。 ぜひお試しください。
ヘアバターの効果を最大限発揮するためにも、でき得るかぎりのことを実践してみてください。

おわりに

髪の毛を派手な色に染めたいけれども「ダメージ」が気になる、という人たちにとってヘアバターは最高の解決策ではないでしょうか。
ただ、ヘアバターの色持ちはおおよそ一ヵ月と言われています。 きっと通常のヘアカラーよりも退色が早いと感じる方が多いでしょう。 長くヘアカラーを保ちたい方にはヘアバターは不向きかもしれません。
ですが、一方で一ヵ月という期間がご自身の生活のタイミングと合うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たとえば学生の長期休暇、あるいはジョブチェンジの合間の束の間のバケーション。短期間だけ派手な髪色にチャレンジしたいという方など。 そんな方にはヘアバターを使用して好きな髪色に染め上げるのはピッタリですよね。
また、派手な髪色を楽しみたいけど髪の毛が傷むブリーチや強いカラー剤は使いたくないという方。 多少退色が早くても、髪が傷みづらい「ヘアバター」は一つの選択肢としておしゃれの幅を広げてくれるのではないでしょうか。