髪の毛を寄付しよう!話題のヘアドネーションってなに?

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A.カットした髪の毛を特定の団体に寄付することで、病気や事故で髪の毛を失った子供たちを支援することができます。
男性にはあまりなじみがないかもしれませんが、今ヘアドネーションが日本でも話題になっています。
タレントやモデルなどの女性有名人が、長かった髪の毛をバッサリ切ると同時にヘアドネーション団体への寄付をブログやSNSで報告している姿がフォロワーの注目を集めて話題を呼んでいます。
そこで今回は、ヘアドネーションの意義や参加方法について簡単にご紹介します。
髪の毛を大胆にカットしてから「ヘアドネーションすればよかった……」と後悔しても遅いので、概要だけでも頭に入れておきましょう。

ヘアドネーションの手順

まずヘアドネーションをおこなうには、現段階では特定のNPO団体を経由する必要があります。
ネットで「ヘアドネーション」と検索すれば、すぐにいくつかの団体が見つかるでしょう。
それらのホームページを見れば各団体の活動内容やビジョンなどをくわしく知ることができますが、どの団体も最終的には同じ想いを持っているといえるので、ここでは簡潔に述べたいと思います。
それは「病気や事故などで髪の毛を失った子供たちのために、ウィッグを無償で提供して笑顔を取り戻してほしい」という各団体の想いです。
素晴らしい活動ですから、その想いに賛同できる方は是非とも参加方法まで知っておいていただけたらと思います。

ヘアドネーション参加方法

ヘアドネーションに参加する方法は大きく二つ。
美容室でのカットか、セルフカットでの個人郵送です。
まず美容室の場合、予約する時点で「ヘアドネーションがしたい」旨を伝えましょう。
ヘアドネーション活動への賛同を謳っている美容室も多くあるので、ヘアドネーションの規定に沿った髪の長さでカットしてもらうことが可能です。
さらになかには美容室側から提携しているヘアドネーション団体へ郵送などの手続きをしてくれる場合もあるので、こちらもあわせて事前に確認したほうがいいでしょう。
反対に、美容室のなかにはヘアドネーションに関心がなく全然知識がない場合もあり得ます。
ヘアドネーションにはヘアドネーション特有のカット工程があるので、はじめてヘアドネーションに参加するならこのような美容室は避けたほうがいいでしょう。
一方でセルフカットをして個人郵送するという方法もあります。
くわしくは各団体の参加方法を参照してもらったほうがいいので、ここでは注意点を二点のみ挙げておきます。
まず一点目。
ヘアドネーションで寄付できる髪の長さには規定がありますが、髪の長さや量を確保しようとするあまり、大胆に大きめの束でざっくりとカットしてしまいがちです。
みなさんのやさしい気持ちの表れといえますが、自分自身のヘアスタイルが台無しになっては元も子もありません。 そこでセルフカットの際には、ヘアゴムで小さな髪の束に分けて慎重にカットするようにしましょう。
次に二点目として、ヘアドネーション用の髪をカットする前にシャンプーをしたり髪の毛を濡らしたりしがちですが、NGです。
「綺麗な髪を届けたい」という想いは、これまたみなさんのやさしい気持ちの表れといえますが、髪の毛が少しでも濡れているとカビや雑菌が繁殖する可能性があります。
なので髪の毛が完全に乾いていることを確認してからセルフカットに臨みましょう。

ヘアドネーションに参加できる条件とは

そして最後に、残念ながら全員がヘアドネーションに参加できるわけではありません。
寄付した髪の毛はのちにウィッグとなって子供たちの頭に着けられるので、髪の長さ等々にはいくつかの規定があります。
その基本的な規定が、髪の長さ「31センチ以上」というものです。
相当な髪の長さが必要なので、ヘアドネーションに直接できる参加者は残念ながらかなりかぎられてしまいます。
男性にあまりなじみがないのもこういった理由からくるのでしょう。
とはいえ、なかには髪の長さ「15センチ以上」からヘアドネーションを受け付けている団体もあるので、まずはあきらめずにいくつかのヘアドネーション団体のホームページを見くらべてみてください。
仮にヘアドネーションには直接参加できなくても、団体が販売する商品を購入したり募金をしたりすることで、間接的にヘアドネーション活動を応援することができます。
各団体はこれらから得た収益によって活動の幅を広げることができるので、やがては子供たちの笑顔へとつながっていくことでしょう。