プリンも解消!ヘアカラーや毛染めの色ムラをリタッチする方法

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おしゃれのためにヘアカラーや毛染めで髪の毛を染める方は多いでしょう。しかし時間がたつと、根元が地毛の色に生え変わり、色ムラができてしまうと思います。髪型がきまっていても、色ムラが目立ってしまうとせっかくのオシャレもイマイチな仕上がりに。

しかし、色ムラができる度に髪全体を染めるのは大変です。そこでおすすめなのは生え際のプリン状態やムラのある部分だけを染めることができる「リタッチ」です。
今回は、プリン状態や色ムラをキレイに染めるリタッチについてご紹介します。

リタッチとは?

髪の根本を染める女性 リタッチとは、伸びてきた髪の根元の部分だけをカラーリングする毛染め方法です。この方法であれば、既にカラーリングされた部分に負担をかけることなく、前回染めた色をキープしたまま根元の色だけを変えることができます。

そして、髪全体を染めるときと比べて短い時間で染めることができるのも特徴で、美容院でも1時間~1時間30分程で施術が可能です。美容室などで行う場合は、通常のカラーよりも低料金というメリットもあります。
また、ヘアカラーは基本的に髪が傷むといわれていますが、このリタッチ方法であれば、何度も同じ場所をカラーリングするわけではないため、髪へのダメージも最小限に抑えることができます。

このようにプリン状態や色ムラを防ぐ他にも、コストを抑えて時間も掛からないなどのメリットを持つリタッチですが、自分で行うのは難しそうだと思われるかもしれません。
以下では自宅でリタッチを行う際の方法についてご紹介します。

プリンや色むらをリタッチで解消する方法

髪を染める手順 プリン頭や毛髪の色ムラを解消してくれるリタッチですが、自宅で失敗せずにできようになれば美容室に行く手間を省け、コストも安く済みます。そして何より、美容院に行く時間がないときにも自宅ですぐにお手入れできることができるのが特徴です。

【自宅でリタッチする方法】

自宅でリタッチする方法は大きく2通りあります。洗い流すまでの間に一時的に修正するタイプと、美容室で行うような洗い流しても持続するタイプになります。

(1)洗い流すまでの間の一時的なリタッチ(お化粧感覚)

市販のパウダーや繊維、ファンデーションタイプの薄毛・白髪カバー商品や、カラースプレーなどでカバーする方法があります。それぞれ使い勝手が異なるので、自分に合ったものを選ぶ必要がありますが、どれも簡単に扱えるものが多く揃っています。また、染毛するタイプより、髪への負担が少なくなります。
1.パウダー・繊維タイプ
白髪の気になる部分に直接使用するタイプですが、それだけですと落ちやすいのでヘアスプレーやミストなどの固定剤を後から使う必要があります。一手間かかりますが、服や肌に色がついてしまうのが気になる方には最適です。
2.ファンデーションタイプ
1と同様に白髪に直接使用するタイプですが、違いは後から使う固定剤が不要です。仕上げまで1本で済みますのでお手軽で便利ですが、洗い落とすまで肌や衣類への色移りには気を付けて下さい。
3.カラースプレー
スプレーによる白髪カバーで、上手く適量を扱えればかなり自然な仕上がりになります。ただ、使い方に慣れるまでは周囲の洗面台や壁を汚してしまうことと、2同様に洗い落とすまではほかの部分に触れないように注意する必要があります。

(2)洗い流しても持続するリタッチ(自分での染毛)

1.まず、購入した市販のカラー剤を使ってパッチテストすることをおすすめします。美容室ではオーガニックのカラー剤なども置いていますが、薬剤によってはアレルギーを起こすこともあるため、最初にしておいた方が安心です。

2.パッチテストで肌への異常がないことを確認したら、リタッチを始める前に室内の温度を低めにしておきましょう。カラー剤は熱に反応するため、体温や室温が高いとすべての髪に塗布される前に色が染まってしまい、色むらの原因になります。また、カラー剤を付ける前にブラシでよく髪をとかしておくとなじみやすくなります。

3.カラー剤を付ける際には、説明書に沿って根元部分全体にまんべんなく付けたら、再度クシを使ってなじませましょう。その際、毛先の方までといてしまうと染めなくていい箇所まで染まってしまうので、染めたい範囲だけにのばすよう注意が必要です。このとき、髪を予めクリップやピンなどでブロックに分けておくと塗りやすくなります。

4. 塗布し終わったら時間を置きます。このとき説明書に書いてある時間をしっかり守りましょう。長い間置いてしまうと、染まりすぎたり髪が傷んだりする可能性があるからです。

5.時間を置いたらよく洗い流します。ここで重要なのが一気に洗い流すのではなく、まず少しだけお湯をかけて、髪をもむようにします。全体をよくもんだら、お湯で洗い流します。

そのあとはシャンプーでしっかり洗い、トリートメントなども使用して完了です。
リタッチをした後は、48時間程は髪を洗わないようにするのが理想です。もしも洗髪したい場合には、ぬるめのお湯でシャンプーをしてください。


おわりに

リタッチは、髪へのダメージやコストの面などうれしいメリットがあり、さらに自宅でもできるとなれば手軽さも増します。しかし、メリットが多いとはいえ、毛染めをしすぎてしまっては頭皮や毛髪にダメージを与えることになります。

タイミングを見てムラがでてきたと感じたら、自宅で洗い流すタイプのものを併用し、髪への負担を減らす工夫も検討してみてください。