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年齢を重ねるとどうしても弱くなっていく髪の毛。
そんなエイジングヘアは特に女性にとっては大きな悩みとなります。
この記事では”エイジングヘアの対策としてのストレートパーマ”についてご紹介。
また、失敗しないためのオーダー方法や施術後のセルフケアもまとめて解説します。
ぜひ参考にしてください。
エイジングヘアの特徴と悩み
そもそもエイジングヘアとは、年齢による髪の弱体化などを指します。
まずは特徴とよくある悩みをチェックしましょう。
若い頃に比べて髪が細くなったりうねるようになったりしてしまうのがエイジングヘアの大きな特徴。
もともとくせ毛の人なら、くせの出方が変わる人もいます。
エイジングケアを求められる世代の人の多くは白髪にも悩んでいるため、白髪染めで髪がさらにダメージを受け、エイジングが加速することも。
エイジングヘアは細く・うねり・広がりやすく、うまくまとまりません。
髪のハリコシもなくなり、乾燥や紫外線によるダメージも相まって髪はどんどんパサパサに…。
艶がなく指通りが悪いのがエイジングヘアの特徴であり、悩みにもなるのです。
ストレートパーマの効果って?縮毛矯正とは違う?
エイジングヘアの対策として取り入れやすいのがストレートパーマ。
髪をサラサラにしてくれる施術です。
しかしここで多くの人が「ストレートパーマってパーマを直す施術じゃないの?」「縮毛矯正とは違うの?」などの疑問を持つのではないでしょうか。
実はストレートパーマと縮毛矯正の違いは、施術中にアイロンで熱を加えるかどうか。
目的や髪質、過去の施術によって美容師さんが使い分けてくれます。
ストレートパーマは、一度かけたパーマを元に戻したり軽いくせ毛を直す場合やパーマ施術をしていない髪のうねりを抑えたい場合など幅広いシーンに対応しているのです。
ストレートパーマも縮毛矯正も、最終的にはサラサラのストレートを目指したい人向けのよく似た施術であると覚えておきましょう。
エイジングヘア対策としてのストレートパーマ
エイジングヘアの対策としてのストレートパーマには、メリットとデメリットがあります。
施術前に必ずチェックしておきましょう。
メリット
まずは見た目の改善です。
うねりやちぢれを抑えてくれるため、見た目に自然な艶が戻ります。
さらに、ストレートパーマではアイロンを使わないため髪への負担が少なく済むのがメリットの1つ。
また所要時間が60~90分程と施術を受けやすいこともストレートパーマのメリットです。
デメリット
ストレートパーマは持続期間が3か月程度。
定期的に美容院に通わなければ元の見た目に戻ってしまいます。
また多少のクセは残るため、縮毛矯正のようなツルツルサラサラストレートには仕上がりません。
仕上がりはあくまで“自然なストレートヘア”というイメージです。
ストレートパーマのオーダー方法を解説
エイジングヘアのうねり対策に、ストレートパーマをかけてみたい!と思っても、どのようにオーダーすれば良いのかわからない人も多いはず。
失敗を避けるためにも、オーダーのコツを知っておきましょう。
エイジングヘアの対策と伝える
まず大切なのはエイジングヘアの対策として施術を受けたいことを伝えること。
この大前提が伝わっていないと、美容師さんとの意思疎通がうまくいきません。
エイジングヘアのうねり対策で、ストレートパーマを検討していることをしっかり伝えましょう。
ストレートパーマの種類を相談する
次に美容師さんと施術内容のすり合わせ。
ストレートパーマといっても薬剤の種類や施術内容は様々です。
髪質や状態、目的に合ったストレートパーマをきちんと相談して決めましょう。
事前のカウンセリングできちんと話をすることで失敗や理想とのギャップができることを避けられますよ。
ストレートパーマと合わせてやるべきヘアケア
実際にストレートパーマをかけてもそれで終わりではありません。
施術後から、次に美容院へ行くまでに家で行うセルフケアはとても重要です。
せっかく時間とお金をかけて受けたストレートパーマを持続させるためにも、以下の6点を頭に入れておきましょう。
特に施術直後が肝心です。
施術後の髪はデリケート
ストレートパーマをかけた直後の髪は刺激に敏感かつ傷みやすい状態になっています。
施術後にダメージを与えてしまったことが原因で早々に髪が広がってしまうこともあるので、前提として意識しておきましょう。
施術当日はシャンプーしない
施術当日はできればシャンプーをしないのがベスト。
シャンプーに含まれる洗浄成分が刺激となって髪を傷めてしまいます。
夏場でべたつく場合でも、お湯で流すだけにしておきましょう。
1度目のシャンプーは低刺激なものを
施術後1度目のシャンプーは洗浄力が強くないものを使ってください。
髪への刺激をなるべく抑えつつ、汚れや余分な皮脂を落として清潔に保つのがポイントです。
またトリートメントすることで髪を良い状態に保ち、ストレートパーマの効果が続きやすくなります。
きちんと乾かす
お風呂を終えたら必ず髪を乾かしきりましょう。
根本から毛先まで水分が残らないようきちんと乾かします。
ドライヤーの風を髪の流れに沿って当てるイメージで乾かすと、よりストレートパーマの効果を維持できるのでやってみてください。
もし用意できれば、洗い流さないトリートメントも使うとより髪を良い状態にキープできますよ。
朝はリセットミストやオイルを使う
夜のお手入れをきちんとしても、朝は寝癖がついたりボサボサになっていたりします。
朝起きたら髪を一度濡らしましょう。
シャワーしてしまっても良いですが、霧吹きで水を吹きかけてもOK。
特に朝用のリセットミストを使うとより効果的です。
濡らしたらまたきちんと乾かして、仕上げにヘアオイルをつけてあげましょう。
ヘアオイルは、ストレートパーマで傷みやすい髪を静電気防止や湿気から守ってくれるお役立ちアイテムです。
アレンジは控えて
施術を受けた髪を強く結んだり、加熱でのアレンジを加えるのは基本的に控えてください。
仕事などでまとめないといけない場合はシュシュやバレッタを使いなるべく髪に刺激を与えないようにしましょう。
最低でも1週間はストレートの状態をキープできるとベストです。
【まとめ】ストレートパーマはエイジングヘア対策に有効!
エイジングヘアは、細くうねりやすいことが特徴。
パサついて広がりやすく、艶のない髪はロングヘアの人を悩ませます。
そんなエイジングヘアの対策におすすめなのがストレートパーマ。
かけたパーマを戻すだけでなく、エイジングヘアのうねりの解消にも有効です。
ストレートパーマをオーダーするときには、失敗を避けるためにも必ずしっかりカウンセリングを受けてください。
そして重要なのは、ストレートパーマをかけたあとの髪はとてもデリケートということ。
施術後のセルフケアを怠ってしまうと、せっかくのストレートパーマも早々に意味をなくしてしまいます。
効果を長持ちさせられるように気を付けて生活しましょう。
加齢に伴って変化する髪の毛。
歳だから…と諦める前に、ぜひ1度美容院で相談してみてくださいね。