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最近、新しいヘアケア方法として世界中で話題になっている「ノーシャンプー」。
聞いたことはあるけど、「本当に髪にいいの?」「汚れはちゃんと落ちる?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
ノーシャンプーには頭皮が健康になる、髪質が改善するなどさまざまなメリットがあるといわれています。
この記事では、ノーシャンプーの効果や正しいやり方、注意点などを詳しく解説します。
髪質や頭皮のトラブルに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
髪質や頭皮のトラブルに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ノーシャンプーとは?
ノーシャンプーとは、シャンプーなどを使わずにお湯だけで洗うヘアケア方法のことです。
「湯シャン」「ノープー」と呼ばれることもあります。
自然派志向が強いアメリカやヨーロッパからはじまった方法で、皮脂の取りすぎやシャンプーに含まれる化学物質からのダメージを防ぐのに効果的といわれ、最近では日本でも注目されています。
ノーシャンプーの効果は?
ここからは、ノーシャンプーをするとどんな効果があるのかを詳しくご紹介します。
頭皮の状態がよくなる
シャンプーは洗浄力が高いため、洗いすぎると必要な皮脂まで落としてしまうというデメリットがあります。
皮脂が少なくなると、バリア機能が崩れて頭皮が乾燥したり、少なくなった皮脂を出そうと逆に余分に皮脂を出しすぎてしまいフケやかゆみ、ベタつきなどトラブルの原因に。
また、頭皮の状態がよくないと、健康な髪が育たないので、抜け毛や白髪が増えてしまう可能性もあります。
ノーシャンプーは、ほどよく皮脂が残って頭皮の状態がよくなり、健康な髪が生えてくる効果があるといわれています。
化学物質によるトラブルを防ぐ
シャンプーに含まれる界面活性剤やシリコンは、汚れを落としたり、手触りをよくしたりするのに役立ちます。
しかし人によっては、頭皮がかぶれる、パーマやカラーがかかりにくい、毛穴が詰まりやすいなどのデメリットも。
ノーシャンプーならかぶれる心配がなく、すすぎ残しによる頭皮のトラブルも減らせます。
ノーシャンプーの正しいやり方
ノーシャンプーの正しいやり方を見ていきましょう。・丁寧にブラッシングをする
お風呂に入る前に、乾いた髪を丁寧にブラッシングしましょう。
ブラッシングをすることで、髪についている汚れやホコリが浮いて、お湯だけでも汚れが落ちやすくなります。
また、しっかり梳かしておくと、髪が絡まりにくくなります。
・お湯でしっかり洗い流す
ブラッシングを終えたら、38~40℃程度のお湯を頭皮にあて5分ほど洗い流します。
このとき、髪だけでなく頭皮をしっかりと濡らして洗うことが大切です。
爪を立てず、指の腹で頭皮をマッサージしながら洗いましょう。
熱すぎるお湯は頭皮が乾燥するので、乾燥が気になる方は温度に注意しましょう。
・ドライヤーの前にタオルドライ
ドライヤーで乾かす前に、タオルドライで余分な水分をとりましょう。
ゴシゴシこすらずに、タオルで髪をはさんでポンポンと優しく叩くのがコツです。
ゴシゴシこすらずに、タオルで髪をはさんでポンポンと優しく叩くのがコツです。
生乾きはニオイの原因になるので、タオルドライのあとはドライヤーで完全に乾かしましょう。
・きしみが気になる人は「クエン酸」を使う
乾燥によるきしみや絡まりが気になる人は、タオルドライの前に薄めたクエン酸を髪に馴染ませるといいでしょう。
髪のキューティクルが引き締まり、髪がキレイになります。
髪のキューティクルが引き締まり、髪がキレイになります。
ノーシャンプには注意点も
頭皮トラブルや抜け毛予防に効果的なノーシャンプーですが、注意点もあります。
ノーシャンプーは、毎日スタイリング剤を使う人にはおすすめできません。
スタイリング剤はお湯だけで落とすのが難しく、髪に残ってしまうからです。
スタイリング剤が髪に残っていると、頭皮のトラブルになったり、髪が傷んでしまう原因になります。
スタイリング剤を使わなかった日だけノーシャンプーにするなど、工夫して取り入れましょう。
また、脂性肌の人がノーシャンプーをすると、皮脂を落としきれず頭皮のベタつきやニオイが残ることもあります。
頭皮がかゆくなった、ニオイが気になる、ヒリヒリするなど少しでも異変を感じたら合っていないのかもしれません。
週に1~2回の頻度からはじめる、泡立てない「クリームシャンプー」を使うなど、自分に合った方法を探しましょう。
おわりに
毎日シャンプーを使って髪を洗っていると、必要な皮脂まで落ちてしまっているかもしれません。
シャンプーを使わない新しいヘアケア方法「ノーシャンプー」には、さまざまなメリットがあります。
人によっては向き不向きがあるので、週1~2回程度から少しずつ試して、ご自身に合った方法を探してみてください。